しらすとゆの酢

 高知で働いていたころ、よく家呑みで作っていた肴。「作る 」というほどのものではない。買ってきた釜揚げしらすに柚子果汁をかけただけ。塩も醤油も何もなし。

 しらすのほのかな塩味で十分うまい。夜の晩酌では1日の疲れからか、つまみには酸味がほしくなる。

 高知では柚子果汁のことを「ゆの酢」と呼んでいた。高知市内中心部で300年以上たつ「日曜市」では一升瓶で売っていた。無塩と有塩がある。使うのは無塩のもの。いろいろな料理に使える。

 高知では「どろめ」といって、生でも食べる。「ぬた」をかける。葉ニンニクをつかった緑色の「ぬた」は強い香味がいい。ブリなどの刺身にもかける。思い出して食べたくなった。

【作り方】

①釜揚げしらすにゆの酢(柚子果汁)をかける。

 

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